突発性難聴の一例

疾病名
突発性難聴

キーワード
突発性難聴急性感音難聴耳鳴難聴

年齢
40歳代

性別
男性

主訴
右難聴

現病歴
3/30より右難聴と耳鳴を自覚。同日近医耳鼻咽喉科受診し、聴力検査にて右難聴を指摘。急性感音難聴として紹介を受け、4/6当院受診。

既往歴
季節性アレルギー性鼻炎

診察所見
鼓膜所見異常なし
眼振所見なし。

検査結果
聴力検査:61.3/16.3(4分法) ABgap-
血液検査:HbA1c 5.7mg/dL HBs抗原(-) その他スクリーニングで異常所見なし

臨床経過
聴力検査所見と経過より右突発性難聴と診断。初診時に入院での治療を提案したものの拒否したため4/6より外来治療を開始。PSL60mg/dayより漸減投与の方針となったが、4/8に入院希望あり再度受診。同日より入院しての治療となった。PSLを4/6~4/9は60mg、4/10~4/12は40mg、4/13~4/16は20mgで終了。特に有害事象なし4/17退院。聴力経過は図1の通りで改善を認めた。
5/6MRI撮影して聴神経や中枢に問題ないことを確認(図2)し、2000Hzを中心に軽度の閾値上昇は残るものの自覚症状は消失していたためフォロー終了とした。

図表

図1:左より4/6、4/13、4/16。低音は改善を認めた。

図2:聴神経付近のMRI像と5/6の聴力検査結果


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です